(保育士試験豆ネタ)よく出てくる人物:ロック

保育士試験によく出てくる人物
ナビネコ

保育士試験豆ネタ、3回目はイギリスの哲学者、ジョン・ロック先生です。

例の「発達は遺伝か環境か」という論点で、ルソー先生やゲゼル先生の遺伝説に対して環境説の代表として分類されてます。
(この流れから行くと4回目は誰になるか、お察し、、笑)

ロック先生が活躍されたのはルソー先生よりも更に80年も前。またまた時代も国も被りませんが、それだけ人間は理想的な教育方法の答えを出せずにいるということなのでしょうね。

それではロック先生よろしく願いいたしますm(_ _”m)

ロック

こんにちは。ジョン・ロックです。ナビネコさん、あなたは戦争を経験したことはありますか?

ナビネコ

いえ、、幸いなことにないです。

ロック

私が生きた時代は
議会の意見に耳を傾けない横暴な王様を処刑して共和制が敷かれ→
独裁政治になってまた王制が始まり→
その王がまたまた横暴化したから他の者と王を交代させるという
戦いに次ぐ戦いの時代だったのです。

ナビネコ

清教徒革命(ピューリタン革命)→クロムウェルの独裁→王政復古→名誉革命の一連の流れのイギリス革命の頃ですね。

ロック

よく知ってるね!そう、その激動の時代になります。
ですから、私の思想はそういう時代背景のもと生まれたものだということをご理解ください。

ナビネコ

(高校生の時に世界史取っててよかった💦)
ロック先生は、権力を分けるべきだという権力分立説を初めて説いた方。
今の日本も行政・立法・司法の三権分立型になっていますが、王様が絶対的な権力を持ってるロック先生の時代にそんな説発表して大丈夫だったんですか?

ロック

はい。命を狙われましたので、国外に逃げていた時期もあります(^^;

ナビネコ

(◎_◎;)やっぱり!!
物静かそうな顔されてるけど、漂う迫力は気のせいではなかった(^^;

ロック

そもそも「王権は神から与えられたもの」なんて言って権力の根拠にしていたわけだけれど、権力は何のために存在すると思いますか。
権力っていうのはね、人々が自分の財産や権利を他人から守るために、権利の一部を委託するためにあるのですよ。
その役目を果たせない権力者は当然降ろされるべき。でしょう?
王が自分勝手に権力を振るわないように、議会が一番力を持つべきなんです!

ナビネコ

(うわぁお、ルソー先生と同じように保育士試験にはあんまり関係のない内容で盛り上がりつつある、、、やばい)

そうなんですね。でもそれなら何故ロック先生は「環境説」と唱えたなんて言われるんでしょう??

ロック

私は発達に必要なのは環境だというようなことを言ったわけではないのですが、、

ただ、人間の心は、生まれた時は白紙の状態(タブラ・ラサ)であった、そして経験を積み重ねてその白紙の心に色々書き加えられて知識は出来上がる、と「人間知性論」には書きました。
人間は経験を積んだこと以外は知ることができない。経験こそが人間にとっての真実なのです。

ナビネコ

でも、まったく同じ経験をする人なんていませんよね?だとすればみんな違う考え方になるのは当たり前?

ロック

そうです。実際全て自分と同じ考えの人なんていないでしょう?
ある人にとって「絶対に正しい」ことであっても、他の人にとってそうでないことなんてよくあること。
それなのに自分の意見が絶対に正しいとそれぞれが主張するから問題なのです。

ナビネコ

確かに!
皆自分が正しいと思うことを言う。でもそれだけで終わればどちらが本当に正しいかという争いになる。
でも、どちらも絶対的に正しいわけじゃないし、間違ってるわけでもないとお互いにわかっていたら、相手を否定することもないし、争いにはならないはずですものね。

ロック

だから、間違っても一人の人が絶対的に正しい、という価値観で国を作ってはいけないのです。

ナビネコ

深い、、深いです。。。(TT)

でも、あれ?じゃぁ環境説は???

ロック
もう一度言いますね。
人の心は白紙の状態で生まれる。心は推理と知識のすべての材料をどこから得るのか。
私は「経験から」と答える。
この経験に全ての知識は基づくのであり、結局知識は経験に由来するのである。 
私のこの考え方が、後々「発達というのは環境や教育といったいろんな経験で決定される」という教育万能論に繋がったようですが、、、
人の発達に経験が必要なことは間違いないですが、どのように経験させたら効果的に発達させることができるかという「方法論」とは全く別の次元の話です。
ナビネコ
ですね💦
ロック先生の話を聞いていると、
良い発達を助けるためには体(自然)の発達に沿うことが大事と言うルソー先生の話と対立するものではないし、
ましてや次の発達段階に進むためにはそれができるようになるための身体の発達の準備が必要というゲゼル先生の説を否定しているわけでもないということがよく分かります。
ナビネコ
一部分だけ強調するといつの間にか本来の意味と違う理解になっちゃうということかなぁ。
でも、保育士試験では遺伝説と環境説に分けられちゃってるので、申し訳ないですが、そのように覚えさせていただきます。。(TT)
ロック

私の言いたいことを分かってくれたら構わないですよ。ありがとう。
人はその生涯を通して自分の人生という紙に書き込み続けるわけですが、小さな子供であればあるほどそこに何を書き込んでいくのかというのは経験を積ませる周囲の大人の責任は大きくなると思います。

どうぞ子ども達それぞれが豊かな知識によって自分の世界を作っていけるように、良い経験を与えられる先生になって下さいね。

ナビネコ

ありがとうございます!頑張ります!

ロック先生の著書とその内容についても出たことがあった(H24年度教育原理:問3)ので、追加で簡単にまとめておきますね。

統治二論(市民政府論) 社会契約説に基づいて名誉革命を擁護、立憲君主政の理論を打ち立てる
人間知性論(人間悟性論) 経験論的認識論を体系化
教育論(教育に関する考察) 「健全な身体に宿る健全な精神」という言葉が出てくる※

※本文冒頭で出てくる有名な言葉だが、本旨の重要部分ではない

保育士試験で出るのは経験論的認識論について書かれた「人間知性論」と「教育論」の序章に出てくる「健全な身体に宿る健全な精神」という言葉が出てくることが多いようです。

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