【保育士試験・子育て経験者の身の丈解説】保育原理(H30年前期)問2

保育士試験

子育て一段落母ちゃんの保育士試験過去問解説コラムです。

アラフォー・アラフィフの母ちゃん仲間に分かる分かる~と思っていただけるような身の丈の独学応援解説目指します。(勿論その他の方々にも楽しんでいただけたら幸いです。)

主婦応援コンテンツなのでプロのような完成度はない代わりに、有償部分も一切ありません。
保育士試験自体は市販本も受験対策校も既に色々ありますから普通に勉強したい方はそちらにどうぞ。

過去問のダウンロードは一般社団法人保育士養成協議会 過去の試験問題のページから、
新しい保育所保育指針は厚生労働省のHPからダウンロードできますよ。(→5)保育所保育指針関係)
ただし、H30前期の試験までは旧保育所保育指針を使っているのでご注意ください。解説内では特に支障のない限り新しい保育所保育指針に沿って解説してます。

 

さて、今回のお題。

問2 次の文は、保育所における「保育のねらい及び内容」に関する記述である。「保育所保育指針」第3章「保育の内容」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「養護」とは、子どもの身体の健康を図るために保育士等が行う援助や関わりである。
B 「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。
C 「ねらい」は、保育の目標をより具体化したものである。
D 「内容」は、「ねらい」を達成するために、保育士等が計画に沿って子どもを指導する事項を示したものである。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × × ○

保育所保育指針で使う言葉の「定義」の問題ですね。丸覚えするのが一番確実。

でもせっかく子育てしてきたのだから、自分の経験に置き換えて意味を理解するのがいいのじゃないでしょうか。

「保育」を「子育て」と置き換えるのです。

子育てって、2つの側面があると思うのです。

例えばご飯をちゃんと食べさせるとか、掃除洗濯して清潔な環境を保つとか、子どもが元気に育つために衣食住をととのえてやること。

そしてもう一つは勉強とか習い事とか子どもの能力を伸ばしてやること。

前者が子どもの「今」必要なことなら、後者は「未来」に必要なことともいえるかもしれない。

 

この二つは保育に置き換えると「養護」と「教育」という短い言葉になるわけです。

保育士指針は、もっとかっこいい言葉でそれぞれを説明している。

 

保育における「養護」とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり

 

「教育」とは子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。

うん、かっこいいね(*´ω`*)

子どもにお母さんの仕事って何?って聞かれたら、
「あなたが生きることができるように、それも何も不安なくご機嫌に育つことができるように(保育)。
そして元気に成長して、豊かな人生を歩むことができるように助けること(教育)よ」って答えればいいわけだ
(実際はメンタルも体力も余裕が無くてしてやりたいと思うことの半分もできない気持ちになるし、イライラぶつけて情緒の安定自ら崩していることも多い上に、子どもが宿題や習い事や部活等で潰れそうになってるのを心配しながらの迷いだらけの子育てなのだけれど)

…だからこそ、すぐに基本に戻れるようにこうやって文章化される意義があるんだよね!爆

 

母親は子育ての方法を誰かから改めて教えられる機会などないので、子どもへの愛情だけでがむしゃらにやっていくうちに自分の子育ての形が出来ちゃってたりするのだけれど、、
保育士は仕事だから、そこらへんはちゃんと知識を持って子どもに関わっていかなければならない。

・何歳ぐらいでどんなふうになるから、
・この頃にはこういうことができるようになるのが望ましい
・そのためにはこういう援助をしていこう

というような子どもを育てる方針がそれぞれの保育士で違っていたら、均質なプロの仕事にはなりえない。

というわけで、保育所保育指針には子育ての「目標(ねらい)」やその目標を達成するための方法「内容」が記されているわけです。

2018年の4月から施行されている新しい保育所保育指針では第2章で、年齢ごとに分けて「ねらい」と「内容」をあげてますね。
すごくざっくりだけれどその時期の子ども達の成長を計る「目安」のようなものであると考えれば、このおおらかさは子育てする者にはとても大事かもしれない。

とかく情報があふれて、小さい時期にやっておかないと後から後悔するかもしれない、という不安にさらされ続ける母親は「小さい子どもに必要なことはなにか」という視点が抜け落ちて、子どもに何かをくっつける作業(教育)ばかりに熱心になってしまう危険が多いと思う。

「子どもをどのように育てるか」というそれぞれの親の価値観にまで踏み込む必要はないけれど、その価値観と子どもの求めるものにずれがあった時に、それはホントお互いに不幸なことだと思うから、、(私と母のように)
プロはもちろん、多くの母親はもっと「こう育たねばならない!」という指標をざっくりさせる必要があるのではないかと思うのですよ。

あ、でも幼稚園ではなく保育所だからかもしれないけれど、3歳児以上~就学前で区切るのはざっくりしすぎかなと思わなくもないですが(^^;
(これは教育ではなく、保育が主になるからだとは思いますが)

 

では解説?が長くなっちゃいましたが、問題に戻って一つ一つの選択肢の正誤を見ていってみましょうか。

A 「養護」とは、子どもの身体の健康を図るために保育士等が行う援助や関わりである。

→×
一見正しそうに見えるのだけれど、養護というのは
子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり
とあるので、「健康」よりももっと基本的な部分になります。
わが子に病気や障碍がある場合、「養護」とはどういうものになるかと考えるといいかもしれません。

B 「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。

→〇
世の親は子どもの健やかな成長(健康)が「教育」の領域に入れられている意味をもっと考えなければならない気がします。生きているだけでいい。子どもが安心して自分のもとにいるだけでいい。そういうところがすっぽり抜け落ちて、健康であること、賢いこと、優秀なことがあって当然、無かったら責められるべきことだと思い込んでる大人の多いこと

もちろん自分たちもそのように育てられてきたからかもしれませんが、、
保育士の勉強をしてよかったな、と思うのは、まだ母親としての仕事が残っている段階でこのことに気が付けたことかなってちょっと思っています。

おっと、解説からそれました💦 というわけで、Bはその通りです。

C 「ねらい」は、保育の目標をより具体化したものである。

→〇
これは保育所保育指針の言葉の定義の部分ですね。
(新)保育所保育指針2章の冒頭に書いてある通りなので、正解です。

D 「内容」は、「ねらい」を達成するために、保育士等が計画に沿って子どもを指導する事項を示したものである。

→×
内容は狙いを達成するためにあるものというのはその通りなのですが、
保育士等が「計画に沿って子どもを指導する」というのが明らかに間違い。
私的にはこんなこと堂々と言う保育園があったら入所希望選択肢から即外してもいいレベル!と思います。

大事にすべきは大人の都合ではなく、子ども一人一人の人格。
前回の問1にも出てきましたね)

正解は
子どもの生活やその状況に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項を示したものである。

全部大事なのでどこに下線を引こうかと迷いましたが、、
やはり子どもが主体であることと、保育士はあくまでも子どもに合わせて必要に応じて助けるというスタンスであるということの理解が大事かなと思います。

まぁこれも実際の子育て同様、あくまでも理想になっている保育所が殆どじゃないかとは思いますが、、

というわけでA×B〇C〇D×で答えは3番!

 

クイズを用意しときましたので、また語句もしっかり叩き込んで下さい。

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