私は15年間経って、ようやく親の支配から逃れたようだ。

毒親

明け方、夢を見た。

大抵の夢は目覚めるとともにすぐにどんな内容だったか忘れてしまうのだけれど、今日の夢はしっかり残っていた。

夢の中で私はまだ結婚しておらず、母は彼(現:夫)をよく思っていなかったので家から離れたくて鬱々と過ごしていた。父は母の肩を持ち、私の態度が悪いことを責めている。そんな流れだったと思う。
はっきりと覚えているのは、その父が、あきらめたのか、このままではだめだと思ったか「もう家を出ていけ、そして彼と行きなさい。」と言ったところから。

出ていけと言われたことはショックだった。でも同時に「そう言って欲しかったんだ!」という気持の方が強かったと思う。
追い出される悲しさとようやくここから離れられるというほっとした気持ちでごちゃ混ぜになりながら、場面は変わり、大勢の人が夫となる彼の旅立ちを見送るシーンになった。(夢だからどういう経緯でそうなるのかは分からないけど(^^;)

そこには母も父もいて、少しの荷物を持った私もいて、彼が近くを通ろうとする時に、父が母を遮るようにして私を彼の車?に乗れるようにした。

その乗り物は本当に小さくて、彼一人しか乗ることができない大きさなのだけれど、いつものように私も乗れるように彼は身を寄せて席を空け、引っ張り上げてくれた。
ドアが閉まらないから開いたドアから後ろを見ると、父の姿が遠ざかって小さくなるのが見えて、私は泣いた。

 

そこで目が覚めた。

実は、保育士試験の筆記試験の丁度1週間前に、私は母と電話で大喧嘩をしてそれから今までずっと一言も口をきいていない。

その喧嘩の原因は、多分他の人から見たら大した内容ではなく、多分人に話せば十中八九、「それぐらいちょっと我慢してハイハイって聞いてあげるのも親孝行なのよ」と言われそうなもの。
実際、それまでだったら私も理不尽だなぁと思いつつも、いつもやっているように母が不機嫌になるのがめんどくさいという理由で聞き流せたのじゃないかと思う。

 

ただ、その時はいろんなことが重なって―

例えば、保育士試験の勉強でアタッチメントの理論だとか子どもへの対応とか学ぶ中で、自分の子ども時代にうっすら感じていたものの正体が徐々に見えてきていたこととか、

我が子を育てながらいろんな問題にぶつかる時、自分の子どもの時の母の対応はどうだったかと思い出す中で、その母の対応が親としてあり得ないとしか感じられなくなったこと(それは私の為などではなく、母自身のいら立ちを正論でぶつけていただけなのだなとしか思えなくなってきたこと)とか、

保育士試験を受けると言った時に、その理由を説明してもいい顔をしなかったこととか

実際この試験のなにがなんでも集中したい最後の1週間のはじまりというこの日に。

私にとって本来何の義務もない兄や妹の家族に対して冷たい、ということ、それが仮に事実だったとしても、何の緊急性もない話を自分が不満に思った時に即時にぶつけるために電話してくるその神経。嫌がらせか!?(怒)

もうたまらなくなって、覚えている限り人生で初めて「いい加減にして!!!」と怒鳴り、怒鳴り返してくる彼女の声を聴きながら電話を切った。固定電話なら受話器を叩きつける感じ。

 

執拗に何度もかかってくる電話。

留守電に「出ないと家に行くわよ」と吹き込んでくる。

そして、しばらくして本当に家に来て、合鍵で入ってこようとした。

まるで、「お前の中に私が入れないはずはないでしょ」と言わんばかりの行動。

 

実際そうだったのだ。早くから勉強部屋と称して個室を与えられていたけれど、鍵をかけることができても、その鍵を母が持っているから、いつでも押し入ってくる。

私が見られたくないと思うものをなんでも勝手に見て、私はお前のことを何でも知っている、というかのように、機嫌が悪くなると部屋で見たあれこれのことを持ち出して責め立ててくる。

たまらなくて部屋に逃げ込んでも鍵を開けて入ってきて、私が謝るまで、
謝っても「本当にそう思っていないでしょ」と私が最大限打ちのめされた様子を見て自分の気持ちが収まるまで許してくれない。

それを。私も覚えているし、母もそうすれば自分が勝てることを覚えている。

 

しかし、私はもう結婚して親の元を離れて15年たつのだ。年齢もアラフォー、アラフィフの域だ。
黙って中にいれる道理はない。あの時とは違う。ドアチェーンをかけておけばよいのだ。

締め出された母はドアの外で何度もインターフォンを押し、「あけるまで帰らないわよ!?!?!?」と脅し文句を吐き続けたが、私は「どんなに脅しても母は入ってこれない」と自分に言い聞かせながら無視した。
(黙って無視するといたたまれないので、無心になって掃除をした。部屋がピカピカになった(苦笑))

長い長い時間に感じたけれど、、多分実際は30分ぐらいだったと思う。
母は帰っていった。そして、その日から、接触してこない。
もしかしたら本人は私が悪いと気づいて謝ってくるのを待っているつもりなのかもしれないけれど。

でも、もう母のご機嫌を損ねないように気を遣う関わりに疲れ切った私は、関係修復のために謝るエネルギーは、もう無いんだな。防衛しているだけで母に対して何か悪いことしたわけでもないし

親子間の関係を修復したいのはどっちかな?
喧嘩は、片方だけが悪いわけではないのだ。(そして母は私に謝ったことなど一度もない)

 

私は、夫にも全てのことを話した。
鬱の既往症を持つ夫にこのような話をすることはそれこそ余計なストレスをかけることになるからずっと我慢していたけれど、私の心を守るために母との関係を断つ必要を強く感じたし、そのためには理由を説明しなければならなかったからだ。

夫は、玄関のチェーンをかけるという形で、黙って受け止めてくれた。

自分がお世話になったカウンセリングルームに連絡して予約を取り、親子関係のカウンセリングにも行かせてくれて、そしてカウンセラーからも逢わない方がいい、というお墨付きをもらった。

日がたって傷が癒えて落ち着けばまた母を恋しく思うこともあるかと思いきや、今のところまったくそんな気持ちは湧き上がってこないし、その上での今朝のこんな夢だ。

母に関わらないようにするために、父も無視している。父には申し訳なく思っているという潜在意識なのだろう、、と感じた。

 

母だけが悪いというつもりはない。

一言で言えば性格不一致だろうと思う。
母と父は仲が悪いから。
三人兄妹の真ん中であり、長女というだけで難しい存在になる可能性が高いのに、私の感性は母のそれとはかなり違う。(父似だといろんな人に言われる)

そしてその父に似ているという私に、「お父さんは一体どう思っていると思う?」という一見寄り添いたいと思わせるような形で、父親に対する不満を長女である私に吐き出す。
父のために一生懸命心情を想像して母に説明しようとする子どもに対して、「理解できない、結局やっぱり自分ではなく、夫が悪いのね」という結論を押し付けるのだ。
(保育士の勉強をするようになってから知ったことだけれど、パートナーの不満を子どもに言うこと、これも立派な虐待に当たる)

母が良いと思うものは私には興味のないものだったし、
私が興味を持つものはいつだって母にとっては「くだらない」ことだった
(「そんなくだらないこと」とか「あんた頭おかしいんじゃない?」というのが母の私に対する常套句)

あの時の母のような人がママ友に居たらどうだろう?と考えた時に、間違いなく一番苦手なタイプ、、頭が良くて、人望があって、美人で、そして自分が主張しなくても自然にリーダーになるタイプだ。いや、表立ってリーダーになることはない。表には立たないままで影響力を持つ、影ボスキャラだ(言い過ぎ?)

そういう人が好きならいい。でも私は苦手。
父がどういうところに惹かれて母と結婚したのかは分からない。
私なら腰巾着になりたくないから最初から距離を置く(苦笑)

でも、子どもの頃はそんなこと分かるはずがない。母親は間違っておらず、母の言う通り自分がおかしいのだと思っていた。
だから客観的に見れば能力は高いはずだし、一般的には十分勝ち組(古?)であるにもかかわらず、私は自分をダメな人間だと思っていたし、そのうち成績も兄と妹に大きな差をつけられ、「兄妹に対してひがんでいる」と言われるようになると、そんな気持ちは無いと自分では思うのに、私はひがんで曲がってしまったのか?と悲しい気持ちになった。

 

…おもむろに、だけど。勉強はいい。完全ではないけれど、客観的な見方ができるようになる要素がある。

母の下で過ごした十数年で、「母の言うことを聞かないとどうなるか、、」ということが発想の殆どを占めてた私が、その発想こそがおかしいと思えるようになってきたのは、子どものための学びである保育士士試験の勉強によるところが大きいと思う。

母との関係は今後どうなるか分からない。
母が変われば鏡のように私も対応を変える自信はある。
でも、あまり期待はしていない。母と娘の問題はどうも珍しいことではなく、娘(特に長女)が母親によって傷つけられているケースは少なくない様子


いろんなケースがある中で、私の母は別にそんなひどいことしてないじゃない、と思わされる反面、だからこそ、他人に説明しようにも母の何が私の辛くするのか説明しづらい「愛情という名の過干渉」のたちの悪さを感じる。

こういう関連の本や情報の全てが、口をそろえて言う。

「親が変わることを期待するな」カウンセラーさんにも言われた

だから、きっと母の中で、私はどうしようない娘のままで、私はその評価を受け入れるところから始めざるを得ないのだ。

このまま、母が基準になっている自分から離れていこうと思う。

 

さぁ、今週も、一つ一つ目の前にあること、頑張って行こう!
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村